ヴィンテージのミリタリーシャツや
ユーティリティウェアの構造を思わせるディテールを、
シルク100%という繊細な素材で表現したロングシャツ。
ベースとなるデザインには、
1940〜60年代頃のミリタリー/ワークシャツを彷彿とさせる空気があります。
レギュラーカラーにフルボタンフロント、
胸元には左右非対称に揺らいだ大ぶりのフラップポケットを配置。
実用服を思わせる無骨な構成でありながら、
シルク特有の柔らかな落ち感と鈍い光沢によって、
一般的なコットンのワークシャツとはまったく異なる表情に仕上がっています。
カラーは墨黒のように褪せたフェイデッドブラック。
光を受ける角度によってチャコールから深いブラックまで濃淡が生まれ、
シルク表面の細かな皺や波打ちも含めて奥行きのある色調を見せます。
端正なドレス素材であるシルクと、
使い込まれたワークウェアを思わせる荒々しさ、
その相反する要素の組み合わせがこの一着の大きな魅力です。
肩線を落として着るリラックスしたバランスです。
薄くしなやかなシルクが身体に沿って縦に落ちるため、
寸法ほど膨らまず、着用時にはドレープを伴った細長いシルエットが現れます。
胸ポケットや肩、ヨーク、襟、裾など随所に見られる擦れやほつれ、
裂け、粗く残されたステッチも印象的。
特にポケット周辺では縫製線が不規則に揺らぎ、
部分的に生地が崩れたような表情を見せています。
均整の取れた新品のシャツとは対照的に、
長い時間を経て補修と摩耗を繰り返した衣服のような佇まいがあり、
シルクの上品な光沢を意図的なほど荒々しいディテールが崩しています。
背面はヨーク切り替えにセンタープリーツを備えたクラシックなシャツ構造。
前面の強い表情に対して背中は比較的静かで、
たっぷり取られた生地がプリーツから
自然に落ちることで美しいドレープを形成します。
一枚でシャツとして着るほか、
前を開ければ軽いシャツジャケットのような着用も可能。
無骨なミリタリー/ワークの文脈と、
シルクならではの流動的な質感が共存した、
「朽ちた実用服をラグジュアリーな素材で再解釈した」ような一着です。
SIZE
身幅 66cm
着丈 80cm
肩幅 57cm
袖丈 60cm
※在庫は一点のみ
※商品写真はできる限り実物の色に近づけるよう徹底しておりますが、
お使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。